Be...ing be

第一話 * インストール

BeOS 5.0 Pro Edition for x86 をインストールしました。以下、余所様の役に立つかどうかは分かりませんが、自分のための覚え書きとして導入にまつわる記録を残しておきます。想定している読み手は、これから BeOS でもインストールしてみようか、しかしNet 上にあるのはR4.5 以前とか、R5 でもPersonal 版の情報が主ではないか、こんな風に感じている、「極初心者以前」(インストールした私は「極初心者」)です。

ここに書かれている事どもは、例によって、私の環境に依存する事柄があるやも知れず、はたまた私の誤解に基づいた誤った記述がある可能性が大である事をお含みの上でご覧下さい。

途中に書いてある通り、Windows98、LinuxとのTriple-Boot環境となりました。

第二話 設定へ行く

何故「今さら」BeOS なのか?

始めに、こんな弁解を書かなければならないOS なんてBe位なものでしょう。2001年にBe社はPDA大手のPalm社にOSの権利などを売却してしまいました。権利を買ったPalmもデスクトップ向けOSをBeを使って出す予定はないと断言しています。従ってBeOSは完全に「過去のOS」となってしまったのです。

しかし市場には最終版である5.0のFree版と製品版が2002年初頭の段階では存在しますし、入手も容易です。Free版の場合、電話料金だけでネットから自由に手に入れられますし、製品版を購入しても5,000円程です。もしかしたら今が最後のチャンスかも知れないと思い、製品版をぷらっとホームで買ってきました。

Windows98からコンピュータを始めた者としては、GUI(Graphical User Interface)が大前提なのです。Dosの時代から始めた人や、仕事や学校でUNIX系のOSに親しんではいない身としては、先に入れたLinuxも時にはコンソールからコマンド入力をするとはいえ、KDE抜きには考えられません。GUIと言えば BeOS を忘れてはなりません。しかしその事に思い至った時には、既にBeは過去のOSとなっていたのです。

First of all...USB規格の確認

BeOS 5.0 はUSBもサポートしているそうです。しかしUSBには二つの規格が並存しています。一つはIntel、VIAが採用している、UHCI=Universal Host Controller Interface です。もう一つは、その他のメーカーが採用しているOHCI=Open Host Controller Interface です。このうちBeOS 5.0 がサポートしているのはUHCIだけでOHCIは未サポートです。

自分のPCがどちらのUSB規格を使っているか分からない場合は、コントロールパネル>システム>デバイス・マネージャからユニバーサル・シリアルバス・コントローラを見て下さい。私の富士通の場合には、PCI to USB Open Host Controller とありましたからOHCIである事が分かりました。CPUがAMD製の場合はOHCIだそうです。

ここ一、二年に(2000年から2002年にかけて)作られたWindowsマシンの場合、その多くはキーボードやマウスがUSB接続になっているでしょう。しかしUHCIでないとBeOS の場合、キーボードもマウスも共に全く使えません。使えないどころか、私の場合、触れた瞬間に以後一切の操作が出来なくなってしまい、止むなく強制リセットしなければならなくなりました。ですからOHCIの場合にはキーボード、マウス共にPS/2接続のものを必ず用意して下さい。キーボードでは未確認ですが、マウスの場合にはUSBからPS/2への変換器が使えましたので、余分に持っている人はそれを使っても良いでしょう。

BFS = Be File System

BeOS 5.0 Pro Edition は専用のBFS区画上にインストールします。無料で配布されている5.0 Personal Edition はWindowsと一緒のFAT区画に入れますが Pro Edition には専用の区画(パーティション)が必要です。そのためにPartition Magic Special Edition が製品版には同梱、というかインストールCDの中に書き込まれています。

これも製品版を購入した一つの大きな動機となりましたが、このSpecial Edition はWindowsがインストールされているCドライブを分割してBFSのために新たなパーティションを作る事しか出来ません。期待は淡くも消え去った訳です。いろいろとパーティションをいじりたい方は製品版をご購入下さい。またこのSpecial Edition は表記が全て英語ですが、5.0 Pro Edition には日本語のマニュアルが付属していますので安心です。

上記のUSBキーボードがいけなかったのか、私は Partition Magic Special Edition のおかげで、Cドライブ以外が不可視となるという災難に見舞われてしまいました。その後仕方なく dos の fdisk からパーティションを切り直し、Windows、Linux、BeOS を入れ直しました。サイズはそれぞれ4.5GB+7GB、5.5GB、2GBとしました(20GBのHDD一基を使用)。

BFS に入る BeOS からは Windows の FAT32 も Linux の ext2 も参照(マウント)可能ですので、追加で様々なBe用ソフトを入れる事を考慮しても2GBもあれば十分でしょう。ちなみに ext2 は読めますが書き込みは出来ないそうですが、データは3つの OS で共用する Windows の D ドライブ(7GB取っておきました)に置いておけば良いでしょう。

Windowsだけを使っている間は考慮する必要のない、HDDのパーティション・ラベルへの「名付け」も忘れずにしておいた方が良いでしょう。 Be でマウントした時にラベル名がないドライブは、一様に「 no name 」と表示されてしまい、区別がつきにくくなるからです。

Open Sesame? ... 起動しますか?

BeOS のインストール自体は Linux と違い何の設定も要らず、全て自動設定で10分程で済むはずです。しかし世の中そんなに甘くはありません。自動認識されない、あるいはサポートしていないハードウェアの場合には、少しばかりの工夫が必要となります。

ここで言及せねばならないのは、 Safe Mode を利用する事だけです。インストール自体に際しても、画面が全く表示されない事があるようです。私の場合がそうでした。この場合はWindows でお馴染みの Safe Mode でインストールすれば良いようです。 Be の起動画面が出たら直ぐに SPACE バーを押すと Safe Mode に入れます。この辺は製品版日本語解説書にある通りです。

Safe Modeでは白黒の画面となります。 Safe Mode でしかインストール出来なかった機械の場合には、通常の起動方法では画面が表示されない可能性が大でしょう。次善の策として用意されているのが、Fail - safe Video Modeです。起動時に SPACE バーを押して、 Select fail - safe video mode に入り、上手くカラー画面で起動する適当な組み合わせを見つけるのだそうです。私の場合は 800 * 600 * 16 という組み合わせで上手く行きました。

二、三日は「毎回」 Safe Mode から Fail - safe Video Mode にしてやって BeOS を起動していましたが、それでは起動の速さが「売り」の一つである(と私は思っている) BeOS の長所が失われてしまいます。ちなみにブート・マネージャから Be を選んでから作業が始められるまで 10 秒かからないという素早さです!これは話に聞いた「超漢字2」並でしょうか。現行の「超漢字4」は随分と起動時間が長くなったそうです、、、、

調べてみると、日本語版の発売元である、日立マイクロソフトウェアシステムズの情報コーナーで、Safe Modeと設定を保持させて起動する方法を見つけ、その通りに設定しました。これで素早い OS の面目躍如となりました。

Which Boot Loader....LILO or Bootman ?

Windows と Linux のDual Boot 環境だった頃は、迷わずLILO( LInux boot LOader )で起動する OS を選択させていました。設定変更の容易さでは Be OS 付属の Boot マネジャ( Bootman )の方が上手だと思います。

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©SAITO Toshiyuki