プラトン5

魂(Psyche)

哲人王

こうした魂の「三部分説」はポリスにも対応する。「知性」は支配者に、「気概」は戦士に、「欲望」は市民に相当する。魂と国家との関係は「相似」関係にあると考えてよいだろう。

以上のように考えるプラトンは、国家が理想的であるためには、国家をいかにしたら良く治められるかの「知恵」を備えた人物が支配者でなければならないと考えた。人間の中でそうした知恵に最も近いのは、「知恵を愛し求める者=哲学者」である。したがって、哲学者が王となるか、王が哲学者になるのでなければならないと考えた。こうした考えを「哲人王」の考えという。

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