アマチュア無線関連のページ

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Radio Amateur関連の戯言を少々

一応、冒頭に日本アマチュア無線連盟

免許が切れちゃいます(2001.12まで有効)。復活させないかも知れません。よって以下の記述は、歴史的記述に過ぎません。

免許関係の提出書類等は総務省関東総合通信局のページからダウンロードできます。

(末尾に初心者・部外者向け解説を付けました。リンクでジャンプします。)

WA3KEYVirtual Collins Museum(最高級の情報量です。New York CityやUS Navy関係の情報はWA3KEYのホームで堪能できます)。またCollins Collectors Associationが参考になるでしょう。今はRockwell Internationalに吸収された、栄えあるCollins Radio Company見応えがあります

日本語のサイトでいろいろなコリンズの写真(残念ながらその多くはコピーである)を見たいのならJapan Collins Collector's Association。Arthur Collins氏の略歴もあります。

参考までに、現在のRockwell Collinsのサイト


アーサー・コリンズ氏 このお方がArthur Collinsさんです。

DXerなら一度は噂を聞いた事のある10KWオートマチック・リニア Fair Radio Salesで買えます。実際にこれを関東近郊で私は見たことがあります。二回り小さな3KW( 204H = 4CX1000 x 2 )の方は実際に動いていました。米軍基地からサープラスとして格安で出るそうです。ちなみにファイナルは4CX10000です。ベトナム戦争終結直後は、沖縄経由で数多く見かけたR-390や390A/URR。私も70年代中頃にAを一台持っていました。しかしもうFair Radio Salesによるとメーターが欠品だそうです。

208U10出力10KW  208U-10       R-390/URR  R-390

それに引き換え、今日のDrakeたるや悲しいばかりです。リンクも張りたくありません。こんなのを造ってます。この会社はBob Drakeさんが1943年に起こした無線機会社です。

Drake1 Drake2 Drake3

ARRL

アマチュア無線の総本山は何といってもARRL名前からしてAmerican Radio Relay League由緒正しきお名前です。この辺の事情については,
Fifty Years of A.R.R.L.資料として、
200Meters & Down(ISBN: 0-87259-001-1) $12.00が読み物として参考になる。
共にARRLから発行。あの赤黒のQSLを手に入れた時はどんなDXよりうれしかった。ところで上記の本は和訳されているのでしょうか?

最近は「アマハン」(THE RADIO AMATEUR'S HANDBOOKというのが昔の正式名称なので、こう約されていました)もCD-ROMで提供されています(ISBN: 0-87259-188-3)$39.95。おかげでQSTのバックナンバーもCD-ROM化されて閲覧可能です。「黄金時代」の広告だけでもミモノではないでしょうか。


無線に関する自己紹介はこちらです。



この辺にこっそり書いておきましょう。私のコール・サインはJE1GBIでした(2001.12まで)。1971年に開局し、7、14、21M/cを中心に初めはJCC、後にはDXCCを多少追いかけました。JCCは500台半ば、DXCCは200台前半です。

今は壊れたハンディー機しかありません。ここ数年は年間1局のペースを守っていますhi,hi.無線はいいですよ、電話代、掛からないもの。

いまどき電車内で携帯電話を恥ずかしげもなくかけている人を見て、30年近く前のトラ1000やFDAM3を想い出す人はいませんか?もう少し若いとIC2Nかな。初めて電車の中で電波を出した時の気持ちは?小声で窓際に立って交信しませんでしたか?こうした記憶があるなら、「これみよがしに」がなりたてる携帯族の厚顔無恥には、呆れてしまいます。

FDAM3といえば井上電気製作所(現ICOM)製。ICOMって最近ではワイアレスのネットワークもやっていて、思わずパソコン雑誌で見かけた時は懐かしくなってしまいました。今はICOM製のIC-2Sというのをバイクに積んでモービルをやっています(やっていた?)雨の日に浸水して以来受信感度がひどく落ちたまま。12Vが直につなげてバッテリーをはずし、接点保護蓋をするとハンディーマイク並みの大きさになりバイクには最適。出力は5Wも出る。他社のハンディー機は間抜けにも、車載バッテリー時にアダプターが必要だったり、充電池ボックスをはずせなかったりしましたが、さすが老舗。よく考えられています。到着先で電池ボックスを付けてやれば良いのです。スピーカマイクとイヤホンは必携です。

ハンディー機なのにテンキーのようなボタンだらけのが多いのですが、A4フルサイズ・ノートパソコンと同じで、「これ1台で何にでも」という人向けなんでしょうね。実際、固定でも初心者にこのタイプが多いのです。その点用途を絞り込んだ2SはさしずめPDAといったところでしょうか。いや、CEマシンかな。エアー・バンドや消防も聞けるし、退屈しませんでした。

バイクではKTELのマイクとスピーカーを使っている人が多いのですが、みんなと同じが嫌な天邪鬼である私は、アドニス製のセットを使っていました。なかなか変調も深くて良い音でしたし、風切り音も法定速度プラス50%位までは充分いけました。

そういえば一時ソニーが代理店になっていたこともある、ヒースキット社。調べてみましたよ。何と、キット製作のマニュアル作りのノウハウを活かしてか、パソコン教育の企業になっていました。今の時代自分で何かを作るというのは流行らないんですかね?

パソコンの自作といっても、ブロックの組み合わせに過ぎません。基盤にパーツをハンダ付けするのかと思ってましたよ、最初聞いた時は。それを「自作」だなんて、詐称もいいところです。ヒースのキットではコイルまで巻かせられました。

無線の話といっても、このところはQRT状態で、キーはキーでもコンピューターのキーボードしか打っていないのですが、一応昔使っていたVibroBencher、それにAstaticsのマイクは引越しの度に押入れから押入れへと移動させています。こんな時代だがCWには郷愁しか残っていないのだろうか?

久々にバイブロとベンチャーを引っ張り出してきて、リグがないのでエレキーのモニターをオンにして打ってみた。もしかしたら五月雨式キーボードより速いかも。いっそのことパソコンの入力にエレキーを使えば入力デバイスとして、少なくとも私には適しているようにさえ思えてくる。ちなみに「エレキー」とはカツミの商標らしいので正式なエレクトリックキーヤーという名前を使った方が良いのだろう。しかし一般には普通名詞のごとく使われてしるし、「ラジカセ」のようにごく自然な省略名に思える。

ベンチャーが80年代に普及するまで、マニュピレーターといえばバイブロだった。エレキーが普及する前の「バグキー」の時代からだ。このバグキーもバイブロの商標という事だ。


電信は音声による通信が可能になるまでは、画期的な通信手段であった。明治維新の時に我が国に伝わった「テレグラフ」は「有線」の電信であった。「テレ」=遠く。テレビジョンのテレと同じ。「テーレ」はギリシア語の「遠く」、「グラフ」=書いたもの。ギリシア語の動詞「グラフォー」=「書く」つまり書いたものを遠くに届ける細工を言うのです。今日では電信イコールCWという事ですが、これは意味合いが異なります。テレグラフの本来の意味からして、電気を使わなくても良いのです。『デイリー・テレグラフ』なんて新聞の名前を聞いたことのある人もいるでしょう。手段は活字でもテレグラフなのです。

CWとは「コンテュニアス・ウェイブ」直訳すれば「連続波」の略です。波は連続していて当たり前と思うかもしれませんが、そうではない時代があったのです。家庭でも掃除機等のモーターを使った電気器具を使うと、テレビの画面に小さなツブツブが入るでしょう。通常のVHF放送には入りますが、UHFには入りません。VHFとは「ベリー・ハイ・フレケンシー」UHFとは「ウルトラ・ハイ・フレケンシー」の頭文字です。ベリーとウルトラ、どっちが上かというとウルトラの方が上と決まっています。

モーターの中にはブラシという名前の、電気を切ったりつないだりする役目の部品が入っています。電気を切ったりつないだりするとその瞬間にたとえ目に見えなくても小さな火花が飛んでいるのです。電気が空気中をジャンプするわけです。何せ電気の速さは光と同じこの世の最高速です。そのすばやい電気が空気中を飛ぶと、電磁波という名前のエネルギーが生まれます。まあ、電波ですね。その電波がテレビの電波と同じベリー高いところまでやって来ているのです。しかしウルトラに高いところまではやって来れません。も同じです。テレビよりずっと低いところの電波を使っているAMラジオではずっと強烈にガリガリという音を雷と共にたてます。しかもラジオから出る雷のガリガリ音は雷鳴が聞こえ始めるずっと前からします。遠くの雷が生んだ電波が伝わってくるのです。

この原理を使えば、遠くに電波が届けられます。ガリガリでは仕方ないので、ガリ・ガリ(しーん)ガリとやればメッセージになります。しかしラジオからテレビまで入ってしまう火花では、同時に2人が通信すると混信してしまいます。聞いている方もガリガリでは耳が疲れます。

そこできれいな形の波を作ってやると、聞きやすいばかりではなく混信もなくなるのです。大きさの違う波を選り分けてやる仕組みを工夫してやれば良いからです。このようにして誕生したのがCWという画期的な通信手段だったのです。ガリガリではなく「ツー」という連続した波を出したり止めたりしてやればメッセージが送れるという訳です。

CWを切ったりつないだりしてメッセージを送ると書きましたが、その操作を行うのが「電鍵」=Keyです。非常事態時にはどんなスイッチでもキーに成り得るのですが、平時には専用のキーが求められます。

シーソー形をした「縦振れ電鍵」=straight key は映画に最もよく出てきます。打ち方や形にもお国柄があって、日本では肘を上げて手首の反動で打つのが標準です。アメリカでは肘から手首の付け根までを机に着けて、その先だけを上下させます。よって米国産のキーは全高が低く一般に小型であるのに対して、国産のキーは立派な台が付いている事が多いようです。

手持ちのハイモンド製のキーは天然大理石の台で接点は銀です。1972年の値上げ前だったので、確か1万円せずに買えたように記憶しています。その後の、プラスティック製の台の裏側に鉄板をはめ込んだ物とは志が違います。良い道具から良い仕事が生まれるのです。実際、銀接点は酸化して黒ずみますから定期的なお手入れが必要ですが、ノー・メインテナンスがベストとは限りません、何事も。

さて、基本形の縦振れに対して、横振れ電鍵というのも古くから使われてきました。シーソーを横にして両脇に接点を付けてやれば、右に押しても左に押してもスイッチが入る構造です。という事は、打てる文字数も倍になり得る訳で、高速通信にはもってこいです。アメリカではこの種のキーをサイド・ワインダーと呼ぶようです。日本では複式電鍵というようです。私も愛用していました。エレキーに対する長所は、絶対に(高周波が)回り込まない事です。単純なTTLで組んであるエレキーはハイパワー下では対策が絶対に必要です。トロイダルコアが容易に手に入るようになるまでは、みんなこれで苦労したものです。

長点と短点(日本語表記するとトンツー、英語ではdotdash、表音表記すればdidah。こっちの方が火花放電の雰囲気を伝えている気がします)は左右どちらでも出せます。とにかくキーを往復させながら長短を打ち手がコントロールしてやるのです。慣れるとなかなか楽ですし、短と長の比率が自由に変えられるので、いわゆる「味のある」符号が打てます。基本は1:3なのですが耳に心地よいのは1:4位だと個人的には感じています。後述のエレキーにもこの比率を可変できる機能がついているものが多いのはそのためです。

Line

このページの冒頭の点と線はモールス符号を表しています。モールスさんが発案したのが、モールス符号です。DotとDashの組み合わせで文字や数字を表します。冒頭の符号を解読すれば DE JE1GBI TKS FER UR VISIT となります。DEとは無線で「From/こちらは」の意味でTKSは「Thanks」FERが「for」URは「your」の略です。


複式電鍵は個性的な符号が打てる半面、個性的過ぎて聞き取りにくいものになってしまう可能性も否定できません。複式電鍵でレバーを右に動かした時に振り子の振動を利用して短点が自動的に出るように工夫したのが上記のバグキーです。バイブロプレックス社の商標が「」=バグだったのでバグキーも登録商標のようですが一般にハイモンド製のものもバグキーと呼ばれています。短点だけ自動で出ますが、長点はレバーを左に押してやって自分で長さを調節せねばなりません。そこから半自動電鍵などとも呼ばれます。

半自動電鍵すなわち短点だけが自動的に打てるキーの次に現れたのが、自動電鍵です。別に複雑な論理回路を組まなくても、抵抗とコンデンサーの組み合わせで1:3の比率で短点と長点を打ち分けてやればよいので起源はかなり古いようです。近代的な自動電鍵は前にも述べたようにTTLを使った論理回路で構成され、メモリーも付いています。メモリーと言ってもメッセージを保存するメモリーではなくて、短点と長点のメモリーです。

例えばわかりやすい方で説明すると、長点が打ち終わる前に接点を離してやってもちゃんと正しい長さの長点が出せるというメモリーです。また長点がまだ出ているうちに短点のスイッチを入れても、長点が規定の長さだけ出て、その後に規定の長さだけ空白をおいて短点が出る、というメモリーなのです。一度こうしたメモリー付きエレキーを使うと手放せません。もうメモリー無しの素朴なエレキーではミスが続発してしまう程です。

更に画期的だったのが、スクイズ・キーです。これは長点と短点をタイミングをずらして共にオンにしてやると、先にオンになった方から順に交互に長短の符号が出続けてくれるキーヤーです。これを使うとCなどは―・―・ですから、通常のエレキーでは4動作必要ですが、スクイズ・キーなら「ほぼ」1動作で済みます。慣れるとこれまた早く正確に打てます。

こうしたエレキーの操作部分の事を、マニュピレーターとかパドルと言います。外観、構造共に複式電鍵そのものです。ですからパドルは原理的には複式電鍵としても使えます。ただレバーの剛性が低い方が複式電鍵としてはタイミングが取りやすく使いやすいのですが、エレキーのパドルとしてはそうとは一概には言えません。この辺の関係は、現代の剛性の高いシャーシーとラジアルタイヤを使うスポーツカーと、スーパーセブンのような低剛性のシャーシーとバイアスタイヤの違いと言えば分かってもらえるでしょうか。ガチガチの剛性がなくても、人間には多少あいまいな所のある方が、親しみが湧き使いやすいのです。

パドルとしての先輩格はバイブロですが、80年代には新興のベンチャーにその座を追われてしまいます。両者を使い比べて分かる事は加工精度が段違いである点です。もちろんベンチャーの方がはるかに精巧に出来ています。70年代にはバイブロですら高嶺の花で、カツミやハイモンドといった国産品で我慢していた人が多く、QSLカードに写っていた赤いバイブロの操作部に憧れを抱いた人も少なくありません。私は第1次オイルショック前後の円高で安くなった時に、巣鴨の店で(名前は忘れた、ハム月販かトヨムラ巣鴨店?)アスタティックのマイクと同時期に購入したように記憶している。お年玉で買ったのだろうか?

後にバイブロもスクイズ操作が出来る構造のモデルを出したが、当初はそうしたキーヤーそのものが存在していなかったので、当然複式電鍵型である。微調整のねじもおおらかな作りであった。バグキーと同じく短点側を上に向けると縦振れ電鍵のような左右非対称の操作部をしている。バイブロの方は当初よりスクイズ操作を考慮に入れていて、透明のアクリル版を2枚突き出したようなパドルである。高級感・カリスマ性はないが、実用一点張りのいかにもアメリカンな製品である。

アスタティックは極めてクラシカルな外観をした、クリスタルマイクである。後のアメリカ建国200年記念モデルである「シルバー・イーグル」という名で記憶している人も多いかとも思う。シルバーといっても、オリジナルと同じくもちろんクロームメッキであるが、マイクの裏側にアメリカの紋章である鷲が彫りこまれているだけである。マイクアンプ付きで9Vの006Pを使用した。PTTスイッチは非常にごつくてしかもものすごい音がする。送信のホールドはそのごついPTTレバーを金属の輪で共締めする構造になっている。

なぜアスタティックがDXerに好まれて広く使われたのか?それはパイル・アップでの応答率が高いからに他ならない。クリスタルマイク独特のキンキン声で、使い始めの頃は誰でも違いに気付いたものだ。しかしそこはヒネクレ者である私は、アキバでアルミダイキャストの筐体にセラミックマイクを組み込んだ国産品を見つけしばらく使ってみた。黙って使うと皆アスタティックかときいてくる。値段は1/3以下だ。しかも高音域はそのままに低音も出ているという。メーカー名は忘れたが、ユニットが湿気にやられて使用不能になった。同時期にアキバでクリスタルマイクのユニットを数百円で買ってきて使った事もある。しかしこれは完全な失敗であった。ユニット自体が小さ過ぎて全く音域が狭いのだ。高音は確かに出ているが、下が全くない。おまけにバラック配線だったのでハムは拾うし、相手局からは非難の連続だった。チャンとしたケースに組んでシールドをバッチリやっても、ユニットが小さすぎてはダメだろう。クリスタルでもアスタティックが良いのはユニットがそこそこの大きさを持っていたからだろう。マイクアンプの音量を絞ってやって430メガのFMで試した事があるがこれも不評だった。FMには広帯域のコンデンサーマイクが一番らしい。

湿気にやられてしまうのは私だけではないらしく、上にもリンクを張っておいたCanadian Astaticという所でマイクロフォン・ユニットだけを売っているのを、見つけた。


用語集

WA3KEY;    ローマ字と数字からなる組み合わせ。コールサイン(call sign)と呼ぶ。インターネットのアドレスと同じく、世界に同じものは2つとない。国ごとに割り当てられている文字が最初にあり、WAはアメリカ合衆国を示し、3はその中の地域、ペンシルバニア、メリーランド、ニュージャージー、デラウエア、ワシントンD.C.の大西洋岸、米東部の地域である。ここまでを「プリフィックス(=頭に付く文字)」という。後半を「サフィックス(=後につく文字)」といい、これは単なる順番。日本に割り当てられているプリフィックスは幾つかあるが、第2次大戦の敗戦国であるため少ない。ちなみに全ての無線局にコールサインが割り当てられる。NHK第一(東京)はJOAK、文化放送はJOQR位は聞いた事があるでしょう。日本では放送局にJO-で始まるコールサインを割り当てている。という事は24×24=576局しか免許が与えられないので、最近はどうなっているのだろうか?
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ロックウェル    パソコンに詳しい方ならモデム関係で名前を聞いた事があるかもしれません。スペースシャトルも作っている超巨大軍需産業です。元々軍関係の無線機を主に作っていたコリンズを吸収し一部門に加えました。コリンズといえば無線関係ではヒューレットパッカード、モトローラ、RCA、GE、ベンツ、グッチ、シャネル(悪乗りのし過ぎか)以上の名門ブランドです。
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リニア    リニア・アンプ(linear amplifier)。直訳すると直線増幅器。オーディオ信号やSSB(後述)では信号を大きくする(増幅といいます)際に元の形を保ったまま大きくしてやらねばなりません。ですからオーディオアンプは全てリニア・アンプです。拡大鏡が歪んでいては大きくなった像がユガミます。拡大鏡の表面が均等になっているものと考えて間違いはありません。もちろん拡大鏡の場合直線では拡大できませんから綺麗なカーブを描いています。実はこの「綺麗」というのが厄介でオーディオのように低い周波数では比較的簡単に実現できるのですが高周波になると実に大変なのです。パソコンが扱うデジタル信号はその対極にあります。オンかオフですから多少鏡が歪んでいても関係ない訳です。
  ついでにオートマチックというのは周波数を変えても一々調整しなくても良いように同調を機械が自動で取ってくれる事です。何と説明しましょうかオートフォーカス・カメラの10倍ズーム(しかもズームまでオート。周波数にして10倍の範囲の同調を取ってくれた)みたいなものです。SCSIとUSBの設定以上の違いといったら良いのかキャブとインジェクションの違いといったら良いのか。
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サープラス    Surplus=(軍の)余剰品。払い下げですね。まだまだ使えるものが一杯ありますが期限が過ぎたらかまわず払い下げられます。昔のアキバや米軍基地周辺にもこの手の品物を扱う店がありました。ちなみに私が見たのはテキサスの空軍基地にあったものだそうです
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ファイナル;    Final=最後。文字通り増幅器の最後にあって増幅を行う素子の事。昔は大抵真空管だった。パワーMOS・FETなんてのが出てきても前述の直線性や信頼性などでは今だ大出力には真空管が使われている?(FET=電界効果トランジスター。まあ特殊なトランジスターと考えておけば良い)
4CX10000というのはアメリカのアイマック(もちろんi-macではなくてEimac社)が製造したプレート損失1万ワット(=10キロワット)の巨大真空管。100ワットのオーディオアンプの100台分といえば分かりやすいかな?1本の真空管でそれだけ出せると考えても大きな間違いではない。
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QSL;    アマチュア無線で交信した相手に送られる交信証明のカード。QSLカードという。QSLとはアマチュアに限らずプロの無線でも使う略号。Qから始まり3文字構成になっている。特にアマチュア無線の電信では多用されるが本来は3文字で文章を表している。QTH?=「あなたの所在地はどこですか?」。だがアマチュア無線では名詞化して使われる事が多い(特に電信以外で)。有名な所では「QTHは埼玉県です」「QRAは斉藤です」など。
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DX    Distant Xの略らしい。すなわちX=「未知」の距離=遠距離との交信。何をもってDXというかは周波数や機材(アマチュア無線では油田掘りと同じく機材をリグ(Rig)と呼ぶ慣わしです)はたまた当人の経験にも拠る。とりあえず日本以外はDXかな。よくどこまで届きますか?と聞かれるが遠いというなら2万キロ先の地球の裏側が一番遠い。届きにくいのは西アフリカやカリブ海です。特にカリブは北米の強い信号に埋もれてしまいがちです。アメリカでさえカリフォルニアは毎日のように聞こえるのにソルトレイク<シカゴ<ニューヨークの順に日本からは聞こえ、交信し難くなる。
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M/c    Mega cycle=Mega Herz 最近では後者を使う。ヘルツさんの功績をたたえての事らしいがみんな「メガ」って言ってませんか?ほらペンティアム・スリーの800メガとか。1000メガ=1Giga(ギガ)はご存知ですね。メガ・サイクルは正式にはメガ・サイクル・パー・セカンドすなわち1秒間に「何(メガ)サイクル」=何回りしたかという事です。波が盛り上がって盛り下がって元に戻って1サイクル。これが1秒間に何回あったかで表します。1000サイクルが1キロで1000キロが1メガですから先の800メガって事は1秒間に8億回盛り上がって盛り下がっている訳です。ちなみにヘルツと言いたくないのは私が古い人間だからです。気圧もヘクト・パスカルよりミリ・バールの方が馴染んでるでしょ?私はやりませんがゴルフもヤードでしょ。
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JCC    Japan Century Citiesの略。日本アマチュア無線連盟が発行している賞の名前。最低100の市のアマチュア局と交信しQSLカードを得ると与えられる。ただし無事故無違反表彰と同じで自己申請方式。私は残り2桁になった辺りであきた。というよりそこからが難しい。全市と交信するとWACAという名前の賞状が申請できる。
  ここからが肝心だがアマチュア局がいないかいても活発に活動していない市には他所からそこの市に移動してきてアンテナを仮設し電源を用意し(時には発電機まで持ち込む)交信しカードを配るサービスをする奇特な人までいる。珍しい市からの運用では全国のマニアから引っ張りだこになるので楽しくて止められないのだ。こうしたのを追っかけないとWACAは取れない。次のDXCCでは同じ事を世界規模でやっている。
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DXCC    D X Century Clubの略。アメリカの無線連盟ARRLが発行している賞。クラブと名が付いているが会費はいらない。最低 100 の国(カントリー)と交信し QSL カードを得ると賞状とピンバッジがもらえる。カントリーとは国際法上の国とは違いARRLが独自に決めたルールに従っている。ゆえに日本では小笠原が別カントリー扱いになっている。旧ソ連も解体以前から共和国ごとに別カントリー扱いだった。イギリスもイングランドスコットランドウェールズ北アイルランドが別カントリー。面白い所ではギリシアのアソス山(Mt.Athos)や国連本部(在ニューヨーク)ジュネーブのITU本部が別カントリー。とかくDXをやっていると世界地理に詳しくなれる。
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トラ1000;    トリオ(現ケンウッド)製の50メガ・サイクル用ポータブル機。ポータブル機といってもちょっと前の出始めの頃の携帯電話(肩から担ぐタイプ)のような大きさ。50メガだから波長が6メーターあって1/4波長のホイップ・アンテナの長さは1.5メートルあった。受信はつまみで可変できたが送信はあらかじめ入れておいた水晶の周波数でしか出来なかった。水晶片を1個しか入れてないと常にそこでしか電波を出せない。それが当たり前の時代だった。
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IC2N    井上製作所製ハンディー・トランシーバー。今の携帯電話位の大きさになった。ただし厚みは数倍。144から146メガ・サイクルまでのFM専用で周波数はサムホイール・スイッチで変えた。簡単な改造(中のジャンパー線の切断位)でアマチュア無線の帯域外も受信できたので大人気になった。当時は消防・警察などをこれで聞くのが大流行した。現在警察無線はグリコ・森永事件をきっかけに携帯電話と同じくデジタル化されて聞けないがアメリカでは今でも一般市民が自由に聞けて情報提供を警察が求めているそうだ。万一警官に質問されてもアマチュア無線の免許を見せそれ用の無線機である事を説明すれば問題になる事はないだろうとみんな思っていた(真偽の程は未確認)。警官は警察無線を使うので少々の知識は持っていると推測される。ちなみに聞くだけなら何のお咎めもなし。電波法では憲法の「通信の秘密」に関して特定の相手方に対して行われている通信を傍受しこれを漏らしたり窃用してはならないと規定してある。従って個人的に聞いただけでは問題ない。ラジオ放送を聞くようなものだ。もちろん他人に聞かれては困る話を誰でも聞ける電波を通して行うのがいかに危険であるか知らない人が余りにも多い。
  その危険性を良く知っている人はコードレス・フォンなど決して使いはしない。かつてのコードレス・フォンはワイヤレスマイクと全く同じ仕組みで周波数さえ合わせれば誰でも聞けた。最近の盗聴防止機能付きをうたっているものでも音声の高音と低音を反転させただけであるから極めて簡単に解読(という言葉を使う事が憚れるほどだが)出来る事を知っておくべきである。その点PHSや携帯はデジタル化されているので安心であるが相手先の回線に盗聴器が仕掛けられている事を次の段階では心配しなければならないのかも知れない。慎重を期す場合は最近「盗聴法」も成立したので安全な場所で直に話すしかないのだろう。
  身近な怖い話をすればコードレス・フォンを使っていたばっかりにライバル店に注文内容やお得意さんの個人情報価格設定その他重要な業務上の情報を全部聞かれていた何てことは無知ゆえの貴方の落ち度となる事を知っておくべきだ。聞いた相手が他人にしゃべらず黙って対抗措置を取っていたら法的手段を取る事は極めて困難なのである。
この手の話しは月刊誌『ラジオライフ』(売れてるらしい)などに詳しいのでそちらをどうぞ。
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FDAM-3    50 メガサイクル帯用ポータブル・トランシーバー。トラ1000並みの大きさだが受信だけでなく送信も可変できた。ただし両者は自動的に同じ周波数にはならず手動で合わせる必要があった。それを利用すれば送受信で全く別の周波数を使う事も出来た。しかし送受信が同時に出来なかったから電話のように話しながら聞くことは出来ない。これまた名機で大ヒットした。
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番外

SSB    Single Side Band の略。現在アマチュア無線家によって短波帯で最も広く用いられている形式。音声を電波に乗せる方法には主に 3 通りある。AM、FM、デジタルである。AMとはAmplitude Modulationの略で振幅変調と直訳される。電波のアンプリチュ-ドすなわち振れの強さを音声に応じて変化させてやるのがAMである。普通のラジオ放送で用いられるように簡単な装置で送信も受信も出来るが音はあまりよくないと言われるが広帯域を使えばなかなかの音は出せる。FM とは Frequency Modulation の略で周波数変調と直訳される。電波の周波数すなわち波の密度を音声に応じて変化させてやるのがFMである。広帯域を必要とするので短波ではめったに用いられない。テレビの音声も FM である。ちなみに映像はAM。デジタルは説明不要だろう。

SSBはAMの一種で狭い帯域で音声を送るために波の半分側をフィルターで切ってしまうものだ。電波は対称形をしているから半分切っても再生(復調=デモジュレーションDe-modulationとか検波=ディテクション Detection ともいう)可能である。電波(音声を乗せるために用いられるので搬送波=キャリアー Career という)本体もカット可能である。そんな訳で1/3になったのが SSB であるが再生された音声は元のAMと同じ位のクオリティーを持ち得る。しかし考えてみればわずか数十から数百サイクルずれている片側の波を切るなんて高度な技術を要するのだ。

このフィルターにはメカニカル・フィルターというのがかつては最も広く用いられた。原理は音叉を複数組み合わせたような構造で目的以外の周波数の要素をふるいにかけるのである。その後は水晶片を同様に使ったクリスタル・フィルターというのが主流になった。構造上数百キロサイクルのオーダーまでしか作れないメカニカル・フィルターに対してクリスタル・フィルターは数十メガサイクルのオーダーまで出来るからだ。

SSBの増幅には音声が乗っているためいわばオーディオ・アンプに近い低ひずみ性能が求められる。それをしかも高周波のレベルで行う必要があるからここにも技術上の困難があるという訳である。


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©SAITO Toshiyuki