rider車検を受ける

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費用

VFRの初回の車検はバイク屋に任せたが、何だかんだで 10万弱かかった。当時(今から約10年前)は、自賠責保険の額が250ccを越えると 2年間(初回は 25ヶ月加入)で 64,650円、重量税は今と変わらず 5,000円、これだけで約7万円かかったから、整備費用が最少限でも代行費などが付け加わると10万はかかってしまうのだった。

その後自賠責保険は大幅に引き下げられて、現在はわずか 22,900円である。これに重量税5,000円、検査費用が 1,400円、申請用紙が数十円。しめて 3万円でおつりが来る。整備も普段からメインテナンスをきちんとやっていれば、改めて車検だからといって何をするわけでもない。

整備・改造

特に最近は整備を車検合格後にします、と窓口で告げれば、一切の整備を建前の上も、本音でもしなくてよろしい事になっている。昨年(1999年)の受検時からそのようになった。さらに前々回(1997年)からは、改造範囲がかなり広く認められて、そのまま通るようになった。

それ以前は、クラウザーのバックを取り付けるステーでさえ、車検時には一旦外して、ウインカーを戻さなければならなかった。しかし現在はそのままで OK である。本当に楽になったものだ。

体験

初めてユーザー車検を受けたのは、2回目の 1993年だった。クラウザーのステーを外し、無線のアンテナ基台も外し、当時義務づけられていた「整備手帳」に従って主に目視によるチェックをして、検査に臨んだ。検査は埼玉陸運支局春日部検査場。所要時間は約30分だった。初めてのため、窓口の場所に迷ってあっちこっちに行って、20分。検査自体は 2輪専用コースがあるのだが、当日の受検バイクは私の車だけ。よって10分もかからなかった。全て異常無しで合格だった。朝の 9時に検査場に入って、全てが終わったのが 9時 30分。拍子抜けとはこの事だ。

2年後の95年も全く同じ。97年になって、上述の通り変更箇所に対する許容範囲が広がって、お陰でクラウザーのステーもアンテナ基台も付けたまま合格した。前回の 99年には検査後の整備が認められるようになったので、一切の整備をせずに検査に向かったが、もちろんその点は指摘されなかった。

しかしその回で初めて不合格になった。光軸テストである。ヘッドライトの向きが幾度かの転倒で曲っていたらしい。幸い毎回軽整備が出来るように、簡単な工具は持ってきているのが、初めて役立った。VFR はカウルの脇のボードを、ネジを 2つ外して取ってやり、上下・左右二つのノブを回せば光軸の修正が出来るのだ。何回回すとどれくらい動くのか分からないので、とりあえずずれていると言われた方向とは反対に、ノブを 5回回して再受検してみた。また不合格。しかし何回不合格になっても、再受検が無料で受けられる。前回との差が何ミリか検査官に聞き、その割合で再びノブを回してみたら合格した。

正確に言うと、以前にも 1度不手際を指摘された事がある。普段はスポイラースクリ−ンを付けているのだが、車検時は純正に戻して受けているのだ。ところが押入れにしまっていた間に、湿気のせいかスクリーンの縁ゴムが取れてしまっていたのだ。うっかりそのままだったのだが、指摘されあわてて近所のコンビニに行き、セロテープを張ってとりあえず合格。検査官は「帰ったら、本格的補修をするように」と言っていた。前々回の車検時の事だ。

スクリーンの縁は丸まっているか、縁にゴム状のカバーがないと検査を通らないし、第一、乗っていて危険である。後に車検用に純正の縁ゴムを注文しておいたのは言うまでもない。


このサイトを立ち上げてから初めての車検が2001年3月にやって来た。デジカメを持っていって何枚か写真を撮ってきたので「画」入りで紹介しておきます。

費用は前述の通り、自賠責保険 22,900円、重量税印紙代 5,000円、検査登録印紙代 1,400円、申請用紙代 30円、計 29,330円です。

用意した書類は、「継続検査申請用紙」(前の行に書いた 30円のもの。車検場で購入します。)、車検証(正式には自動車検査証と言う事に今気付いた)、軽自動車税納税証明書(市役所から送られてきて、金融機関の領収印の押されているもの)、自賠責(自動車損害賠償責任)保険証明書(事前にバイク屋などで加入しておくが、車検場にも代理店の窓口がある)である。

今回車検を受けに行ったのは、正式には「関東運輸局埼玉陸運支局・春日部自動車検査登録事務所」という所。一応各種手続きの手順を示す案内図もあった。
全体案内図  手続き案内図

関東陸運振興財団というのが棟続きにあって、検査と重量税の納付に必要な収入印紙などを販売している。申請書の記入は簡単だが、自信のない人は代書屋さんもこの建物の中に居る(らしい、何せ利用した事が無いもので)。
振興会看板

春日部は比較的新しいせいか、2輪専用検査ラインがあるためこんな行列の後ろで待つ必要はありません。これまでの受検では開始時間前にラインに並んで待っていたが、今回は朝一の開始時間より10分程遅れて行ったので、車体番号の確認やウインカー、ホーン、ヘッドライトの目視検査は、この行列の途中で受け、ハンコを押してもらった。
車検を待つ行列

検査ラインがある建物の中にはこんな小部屋があって、検査官が指示を出しています。入場したら書類を係員に手渡すとラインに入るよう指示されます。後は天井から吊るされた電光掲示板の指示に従うだけです。
検査官のいる小部屋  電光掲示板

最初に前輪を固定され、メーターの精度のチェックを受けます。左足で床から生えているスイッチを踏み、40キロになったら離すように掲示板に出ます。固定されているとはいえ車体はふらつき、ちょっとした恐怖です。ただし、黄色をした車輪がはまって通る板の全体が、検査時には10センチ程沈み込みますので、足付きに不安のある方でもそう心配はないでしょう。

左の写真に写っていますが、タイヤを4つの小さな白いローラーで左右から固定し、緑色をした大きなローラーがタイヤを回転させます。検査が終わると白いローラーは脇へ退き、下から赤い板がせり出してきてタイヤを元の位置に戻します。
タイヤ固定装置とローラー  フットスイッチ

検査用ローラーは2つあって最初のローラーで速度メーターの検査。次のローラーでブレーキ検査をするようです。前輪・後輪と順に窪みに入れて指示通りにローラーが回っているのをブレーキで止めます。
電光掲示板が言う「ブレーキスイッチ」は、床から生えている縦長のスイッチの事です。この指示の時に一生懸命リアブレーキをかけている受検者を見かけました。紛らわしいので注意しましょう。当日、新車のXJR1200(ユーザー本人による受検と思われる)は、押す順序を間違えたのか、黄金色に輝くブレンボが付いているにも関わらず、後ブレーキで不合格になって再受検してました。緊張すると誰しも変な勘違いをするものです。決して笑えません。
ラインの眺めとローラー

最後にラインの一番前に進み、光軸検査を受けます。検査機械が左から移動してきて、こんな風にチェックをします。今回は一度で無事合格。最後にラインの係員からハンをもらい、更にラインの隅にある別の小部屋で最終のハンをもらいます。

ハンが全て揃ったら、元の受付に提出すると数十秒で新しい車検証とステッカーをくれます。ナンバープレートの隅のステッカーを張り替えて終了です。緑色から青色にステッカーの色が変わりました。

光軸検査機  上記XJR氏の検査風景  ステッカーも新しくなって13年目に走り出します


これから車検を受ける予定の方へのアドバイス

初めて自分で車検を受けるのでしたら、一度は車検場を下見しておくと良いでしょう。書類の提出先窓口がいっぱいあって、迷うかもしれませんし、当日心に余裕が生まれます。

車検は電話で予約してから受けます。いつから受け付けるかは、テレフォン・サービス等で聞けます。朝一の回なら不具合があっても、午後までに直せば受検料が無駄にならない。早く終われば仕事への影響も最少限で済む。問い合わせは運輸交通省のページまで   車検の問い合わせ先

車検を受けるのは全国どこの検査所でもO.K.。一番すいていそうな所が良い。2輪専用コースがあると待ち時間が少ない。朝一でも4輪は順番待ちです。比較的新しくて2輪専用コースのある春日部は、国道16号沿いで便利でした。

万が一のためにスパナ、ドライバー、ガムテープ、針金(要するにツーリング時の工具ですね)位は持っていきましょう。整備手帳は不要、後整備ですと言えば良い。

光軸検査で落ちる可能性が高い。しかし前もってテスターのある店に行くほどの事は個人ではない。バイク屋の代行では、面倒だし客から金を取れるので事前に調整するが、個人では落ちたらずれている方向を聞いて修正すればよい。何回受けても追加費用は無し。役人が面倒なら、試検場内にテスターぐらい置いて自由に使わせてくれれば良い。車検に限らず、まぶしいヘッドライトの車も随時調整できますし。

交通社会


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©SAITO Toshiyuki