Opera & Mozilla

IE Internet Explorer を使い続ける蛮勇

追加情報

Internet Explorer を使い続けるつもりなら、次から次へと累積的な修正プログラムが Microsoft から出てきますので、何らかのセキュリティ情報サイト(たとえば、セキュリティホール memo)を毎日チェックする必要があります。さらにそうしたプログラムをあてても、残念ながら問題がすべて解消しない事があったり、別の不具合がひき起こされる事もあるようです。とりあえずその後で必ず、Sapporoworks さんの所へ行って、チェックを受けてみて下さい。いずれにせよ設定と運用法、そしてIEに限りませんが、何より最新のアンチ・ウィルス・ソフトとの併用が必須です。

少なくとも週一回はウィルス定義ファイルを更新しなければ、アンチ・ウィルス・ソフトには何の意味もありません。これは当たり前の事ですが、勘違いしている方がまだまだ居られるので一応注意を喚起しておきます。

Unpatched IE security holes とは、要するに最新の IE と最新の補修ファイルをあてても、これだけの Security Holes が残る、という事らしい。だから使えないんです。全部直るまで IE はネットにはつなげません。

おかしなカラクリ

2001年の後半は、後々大きな変化の時期として語り継がれるであろう。Microsoft の Windows と Internet Explorer(以下IE)が有する、セキュリティー・ホールを突いたワームやウィルスが次から次へと現われました。利用者はコンピュータにプリインストールされているから使っているとは言え、購入したコンピュータの代金には Microsoft への支払い分も含まれている訳ですから、その支払った代金によって追加支払いなしに、正当な補修を Microsoft から受ける権利があるのです。更新する気力もわかないので内容が古いですが一応、IE近頃の対策

ところが金の亡者である Microsoft(それ故に M$ と略記される)は、プログラムの不備(バグ)が露見しても正当な代金を支払った使用者に対する一言の謝罪もなく、「さっさと古いヴァージョンの OS や IE は最新のものに入れ替えろ」と告知していますし、サポートの責任を負っている OS についても使用者に電話代を使わせて補修ファイルのインストールを強いています。

2002年初頭時点で、セキュリティー・ホールが存在するにも関わらず、M$ から補修ファイルが(100歩譲って自費でのダウンロードとインストールの手間を費やすとしても)提供されていないものがあります。という事は将来に渡って同様な事態が生じない保証は全くありません。恐らく IE を使い続ける限り、次から次へと補修ファイルの提供をチェックして当て続け、貴重な時間と労力を無駄にしなければならないのです。

こうした事を多くの人が感じ始めたのが、2001年の後半なのです。こうしたカラクリを分からない方は、ウィルスに冒されるか、永遠に M$ にお布施を払い続けて、時間と労力を無駄にするのです。後者の道を選んだとしても、それでもってセキュリティーが万全になる保証はM$からは与えられませんが。

おまけに OS 自体も 2、3年おきに M$ の言いなりになって入れ替えないと、サポートが受けられなくなると M$ からアナウンスがされています。Windows95 は2001年年末で完全に切り捨てられました。98/98SE は今年前半で引退期に入り、来年6月一杯で見捨てると宣言されています。さあ、それでも Windows と IE を使い続けますか?

以下の情報は最新のものではありません。2002年6月時点では更に多くの補修ファイルをあてる必要が生じています。現在わたくしは Windows Update 以外で IE をNet につなぐ事は一切ありませんが、バージョン情報画面を見ると、IE 6.0.2600 の後、更新バージョンの項目に、「二行にわたって」Q313675, Q316059, q313829, q319182, Q321232 という記述が見られます。

IE5.5SP2 から IE6.0 へ Upgrade した際の手順を披露します。5.0 や 5.01 から 6.0 にするにも同じ手順が必要です。M$ の方針でこれまでのように雑誌等に付属しないので、M$ に請求して CD-ROM を送ってもらうか、ネットから自分でダウンロードしなければなりません。

  1. 数百KB あるセットアップ・ファイルをダウンロードする。
  2. プログラム本体を取り込む。17156KBもあるので、ISDN では 45 分程かかる。ここで標準インストールを選ばないと、IE6 の場合、セキュリティー・ホールが開いてしまうので、IE6 以外が要らなくても本体以外に数MB余計にかかる。
  3. 終了後、一度再起動。
  4. IE6 リリース後に公表された補修ファイルを入手する。
  5. q306121 をインストールし再起動。
  6. q312461 をインストールし再起動。
  7. q313675 をインストールし再起動。
  8. MS01-051 の問題が IE6 において残る対策を取る。ツール>インターネットオプション>セキュリティからイントラネット>サイトを選び、「ほかのゾーンにないローカルのサイトをすべて含める」に付いているチェックを外して終了。

これまでに IE5.0 から 5.5SP2 までの間にはこれだけの更新が必要でした。恐らく IE6 にも同じかそれ以上の更新が必要となってくるでしょう。さあ頑張って、告知がないか毎日チェックしてダウンロード&インストールし続けて下さい。

Netscape 次期主力 User Agent 選び Opera

とは言っても、直ちに Windows を捨てる事は簡単には出来ません。時間をかけて UNIX や TRON 系の OS に移行すれば良いのであって、現時点での次善の策は IE に代わる User Agent(ブラウザ)への移行です。2002年初頭の時点でIEに代わり得る UA には Opera と Netscape(もちろん 4.* は論外ですから、6.* を指します)の二つがあります。以下、両者の比較を列挙して、参考にして頂きましょう。

2002年6月末になって Linux での状況は大きく変わりました。Mozilla は 1.0 正式版が出ました。一方 Opera for Linux は 6.01 Final, 6.02 Preview 5 が最新版です。最新版どうしの比較では、Linux においても以下の比較があてはまります。

Opera の長所

Operaの短所

以下の記述は Beta 版についてのもので、多くは解消されています(2002.6 追記)。

Mozilla ( Netscape )の長所

Mozilla ( Netscape )の短所

IE IE にも良い所は一杯あるのに

私は決して IE が嫌いではありません。2001年冬までは IE5.01SP2 が主力 UA でしたし、Netscape4.* はダメダメだと言い続けて来ました。N6 やそのフリー版の Mozilla を「おもいジラ」と呼び、動作の重さやバグの多さを軽蔑してきました。

セキュリティの問題と発売元の経営姿勢が嫌なだけであって、IE それ自体は総合的に見れば依然として最も優れたUAである事に異論はありませんのに加えて CSS 解釈の決定的遅れは見逃せないだけではなく、CSS の普及を遅らせている悪の根源です。しかしセキュリティーの問題は、竜の「眼」ではなく心臓に相当するかけがえのない大前提なのです。ですから前提が崩れている UA は、その他の点がどんなに優れていても、少なくとも「常用」出来ないのです。

上に書いた Opera や Netscape の持つ欠点の多くを IE は持っていませんし、Windows 上では最速の起動と動作を見せてくれます。補修ファイルを当てる事を厭わず、セキュリティ・ソフトウェアを併用すれば、事実上そう恐れる事なく IE を使う事が出来るでしょう。

いやいや、次のような事を知っていて IE を使える人がいたら控え目に言っても、私は付き合いきれません。Sapporo Works で IE/OE の脆弱性テストを受けてみて下さい。そこでも指摘されていますが、IE5.0や5.5には解決法のない弱点もご覧下さい。IE6 でもマトモには使えない理由がお分かりでしょう。

Antivirus

Antivirusソフトはオマケの試用版ではダメですし、セキュリティの設定も初期設定のままではダメです。セキュリティの設定は難しい問題で、操作上の快適さとのバランスを計る必要があります。探すと無料で使えるセキュリティ・ソフトもありますし、IE の設定だけでも安全性はかなり変わってくる事を知りましょう。

誤解している人が多いので、シツコク言いますが、パソコンを買った時に付属してきた、オマケの Antivirus ソフトや、更新期限の切れたAntivirusは、システムに負担をかけるだけで何の役にも立ちません。これは、型の違う予防接種を受けていても、副作用の可能性が生じるだけで、別のインフルエンザに対して全く意味がないのと同じ事です。


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